歯周病とは、お口の中の歯周病菌が増えることで起こる感染症の一つです。歯を溶かす虫歯と異なり、歯周病は歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かす病気です。人によって程度の差はありますが、一定の年齢になるとほとんどの方が歯周病にかかってしまいます。
歯周病が進行してしまうと歯を抜く以外に治療法はありませんが、当院では可能な限り自分の歯を残すように取り組んでいます。
従来なら歯の保存が不可能だと思えるケースも、歯槽骨を再生することで保存できる可能性が増えてきます。
詳しくは以下の治療例をご覧下さい。
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健康な歯の状態です。 |
歯周病にかかると歯茎が炎症し、
歯周ポケットができます。 |
さらに進行すると歯槽骨を溶かし、
最終的には歯が抜け落ちてしまいます。 |
歯垢(細菌のかたまり)が歯と歯茎の間に入り込み、歯肉(歯茎)に炎症が起きている段階を歯肉炎、さらに進行していくと歯周炎と呼び、歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)を溶かしていきます。
歯周病の治療後も、回復した機能をできるだけ長く快適に保たせるためには、ブラッシングによる定期的な口腔ケアが欠かせません。
当院では、フッ素導入、ホワイトニングなどの特別な目的以外では歯磨き剤を使用していません。800度以上で焼いた還元力のある天然の焼き塩「キパワーソルト」で患者さんの口腔ケアを行っています。
市販の歯磨き剤には、単独では毒物指定されている物が含まれていたり、フィラーによって歯面が削れてしまったりする弊害が多く見られます。特に舌下は吸収が良いので、できるだけ身体には毒性のある物を取り入れないように配慮しています。